【書籍感想】ファシリテーターとしての在り方を再確認できた!!~「ストーリーでわかるファシリテーター入門」からの気づき~

今日から1年間、毎日が平成最後の日らしいです(笑)。毎日が最後ねぇ~。そんななくなるものを嘆くよりも、新しい未来への希望を持つことが必要だと、私は思いますよ!

さて、今日は書籍の感想。一冊一挙に読み終えた本があります。

「ストーリーでわかるファシリテーター入門 輝く現場をつくろう!」(森時彦著)

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大前研一さんもご推薦されている本です。確かにビジネススクールに通っている人事部の係長が主人公だけに、頷けます。

森さんはファシリテーションについて、終盤に書かれている最後の解説部分で以下のように触れております。

脳と身体、感覚器のすべてを動員した全脳的な知的生産の技術だと言っていいでしょう。

なるほど。ファシリテーターは司会者でもないし、講師でもありません。ある意味その場をうまく促す役割。話し合いやアイデア出し、対話、ワークなど様々な知的な生産活動において、その場でその活動を動かす役割なんだと思います。参加者が趣旨を理解し、あるがままに物事が進んでいる時には、それを少し離れたところで見守る。話が逸れてきた時には、それを引き戻すための投げかけ、役割をする。こうしたことは、私もファシリテーターを仕事で行いますのでよく理解しております。

その他、この本の中で出ていた内容をいくつかピックアップします。

頭は自分の意志とは関係なく、勝手に思考し判断する。自分の考えとはいえ、それをコントロールすることはできない。否定しようとするとますます考えてしまう。そこで「そういう考えもあるね」と第三者的に眺めるような姿勢を保つ。そうして眺めていると、その考えに囚われることを防ぐことができる。もっといいプロセスのヒントが得られることもある。

ファシリテーターが場の中で中立性を保つためにとる姿勢。特にどちらかの意見に肩入れしてしまう危険性も、ファシリテーターは感情を持った人間であるがゆえに、はらんでいると言えるのではないでしょうか。俯瞰的にその場で目線を持っている必要があるので、第三者的な姿勢は必要であると私は考えます。そのためにマインドフルネス的な発想を持ってくるのが面白いです。

具体思考と抽象思考をくり返すことを意識してワークショップをデザインしてみてください。ファシリテーターとして何を問えばいいか、どの順に問えばいいか、そこではどんなフレームワークが役立ちそうか、そういうことを考える上で大変役に立ちます。デザインのときだけでなく、想定外の展開になってワークショップが行き詰まったときにもこの指針に従って考えてみると、何を問えばいいか気づくことが多いものです。

特に具体と抽象を行ったり来たりするのは有効なのです。身近な話から、考えやすいところから、参加者に何か思い出してもらいながらスタートして、本質的な議論に入って抽象化にもっていく。そのメリハリが参加者の気づきを促すいいやり方になるといえます。具体的な話を持ってくるのは、ある意味、参加者の思考を進めるための前提情報としての位置づけです。あるいは何らかの条件や方向性を示すことも、場の中で思考や対話が進んでいくには必要でしょう。

そういえば、先日企画側として参加した、日本ファシリテーション協会東京支部の定例会で実施されたワークショップでも、そんな場面があったように思います。場の中で思考を進めていくための前提となるもの。これがどれだけあるかないかで、その先の進め方を変えていくことが、参加者の思考を進めるのには望ましいという場合もあるわけです。ただ、思考しようとしない依存的な人が揃っている場では、ある程度引っ張っていくことも必要ですし、参加者の主体性を引き出そうとしてもうまくいかない場合もあるし、ファシリテーションをしているといろんなことが起こるため正解はありません。当初定めた目的の方向性と、ワークショップを行った結果で判断することになりますね。

そして、私が大切にしているのは、ワークショップのゴールです。森さんは書籍の中でこんなことを述べております。

ファシリテーターは細部の議論を意識しながらも常に全体を俯瞰し、ゴールへの流れをガイドするという役割を果たすのです。逆にそういうファシリテーターがいると安心して議論に没頭でき、楽しいものです。

コミュニティのメンバー同士が仲がいいと、話が脱線し「内輪で盛り上がっています的な」方向に進んでいく懸念があります。これでは危うい。ゴールへの意識は決して希薄にしてはいけないですね。細部に意識や議論が集中すると、その「細部が印象的だった」というワークショップになりかねないので・・・それではいかんですね。

この本は、物語を交えながらの話で、なおかつファシリテーターとして組織内で奮闘する社員を描いていたので、とても読みやすく、自分のファシリテーターとしての姿勢を再確認できるいい学びになりました。

主人公のマリコさんのように、「かしこマリコ!」といいながら、気持ちを高ぶらせてファシリテーションが出来るようにする。これが、今後の私の一つの目指す姿です!

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